フラットフィッシュにおすすめなルアー8選!ヒラメに適した種類や場所の選び方を解説
ヒラメやマゴチが有名なフラットフィッシュは、ルアーゲームの対象魚として釣り人に人気です。本記事では、フラットフィッシュを釣る際に適したルアーの種類を分かりやすく解説。ルアーの種類ごとに釣りに適した場所やおすすめのルアーモデルもまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
フラットフィッシュとは
フラットフィッシュとは、その名の通りフラット(平ら)な見た目をした魚を指します。マゴチやカレイ、ヒラメがその代表格で、どの魚もフィッシュイーターなのが特徴です。フラットフィッシュはルアーに対する反応が良く、多くのルアーマンから愛されてます。
ヒラメ
カレイ目カレイ亜目ヒラメ科に属する。太平洋の西部に分布し最大で100cm1,000g以上の個体も存在する。どちらかと言えば夜行性で沿岸の砂泥地を好む。主食は海底付近の小魚や甲殻類。成長すると90%が小魚となる。3年ほどで成魚となるが寿命は数年ほどと短い。
マゴチ
カサゴ目コチ科に属する。体長は〜50cm程度がアベレージだが、80cmほどの超大型もまれに見られる。山形県以南、宮城県以南に分布。水深30mほどまでの砂泥底が主な生息地。夏になると砂浜や干潟で浅場に寄ってきたり、汽水域(河口など)にも現れるが、冬になるとやや深場に落ちる。エビ類・小型のタコやイカ、小魚(ハゼやシロギスなど)を捕食する肉食魚。旬は夏で高級魚。
【ミノー】おすすめのフラットフィッシュルアー
スローアクションで活躍するミノー
ミノーの特徴は、どのような巻き方でもしっかりとしたアクションで反応してくれることです。特にフラットフィッシュゲームでは、スローリトリーブのゆっくりとしたアクションで活躍してくれます。種類も多いですが、サーフのヒラメ狙いであれば10〜13cmサイズがおすすめです。
ミノーの使い分け
ミノーの種類を大きく分けると、浮かぶ「フローティング」と沈む「シンキング」の2種類のルアーがあります。選び方は、海底の障害物の上を通したいときやフラットフィッシュが浅い位置にいるときは「フローティング」、遠投したいときや波が高いときは「シンキング」と覚えておけば問題ないです。
適したポイントやタイミング
ミノーの飛距離は普通程度ですが、レンジのキープの容易なルアーなので、特定のレンジを手返し良く探りたいときに適しています。どこで使っても活躍する汎用性の高いルアーですが、根掛かり率も低いため海底に障害物が多いポイントで特に活躍するルアーです。
シャローでしっかりアピールできるフローティングミノー
フローティングミノーは、今回ご紹介するルアーの中で唯一「浮く」という特徴を持っています。そのため、表層を意識しているフラットフィッシュを重点的に狙いたいときに威力を発揮できます。また、遠浅のサーフでも安定してフラットフィッシュにアピールできる点もおすすめです。
レンジキープ力の高いシンキングミノー
シンキングミノーは、他のルアーにはない高いレンジキープ力を持っています。巻いている間はほぼ特定の水深を維持できるため、フラットフィッシュがどの水深で反応するかを探るのに最適です。着水してから巻くまでの時間を変えると、あらゆる水深を探ることが可能ですよ。
おすすめのフラットフィッシュ用ミノー
1:シマノ サイレントアサシン 129F
「サイレントアサシン129F」は、フラットフィッシュに適した13cmのフローティング仕様のミノーです。遠投しやすい重心移動機構に加え、小刻みに光ってフラットフィッシュにアピールする力も持っています。初心者でも使いやすい癖のないルアーなのが魅力です。
2:ジャクソン アスリートプラス 105FVG
ジャクソン アスリートプラス 105FVG PPG パールピンクグロー
「アスリートプラス」は、航空力学を活用した構造理論を採用し、旧来の商品を超える飛距離を獲得した人気のルアーです。飛距離だけでなく、ただ巻きでもよく釣れるアクション性能も併せ持つルアーなので、フィラッフィッシュに対しても高いアピール力を発揮してくれます。
【シンキングペンシル】おすすめのフラットフィッシュルアー
飛距離とアクションを両立するならシンキングペンシル
シンキングペンシルは、ナチュラルなアクションとミノー以上の飛距離が特徴で、ルアーに慣れてスレたフラットフィッシュにも効果的なルアーです。種類が多く選び方も千差万別ですが、ヒラメを中心に狙うなら10〜12cmサイズを使うのがおすすめです。
少し扱いの難しい上級者向けルアー
シンキングペンシルは繊細な動きができる反面、リップが無いためミノーに比べて動きを把握しにくいルアーでもあります。また、動きがナチュラルなのでアピール力に欠ける側面も持っています。上手く扱うには慣れが必要なルアーなので注意してください。
適したポイントやタイミング
シンキングペンシルが活躍するのは、ベイトが見えているポイントです。ベイトの群れの向こう側やキワを通してベイトに紛れさせることによって、フラットフィッシュのバイトを誘発させる使い方が有効です。朝夕のマヅメ時など、フラットフィッシュの食事時を狙って使ってみてください。
パイロットルアーには向かない
シンキングペンシルはアピール力が他のルアーより低いため、フラットフィッシュがいるかどうか分からないポイントで投げる最初のルアーには不向きです。シンキングペンシルは、高プレッシャーや無風、潮の流れが止まったときのフラットフィッシュゲームで活躍するルアーになります。
おすすめのフラットフィッシュ用シンキングペンシル
1:デュエル ハードコア モンスターショット
「モンスターショット」は、高比重で沈むスピードの速さが特徴のルアーです。ボディにオモリが多く搭載されているので、多少の強風の中でも安定して狙ったポイントにキャストできます。メタルジグに似た使用感で、シンキングペンシルに慣れていない人にもおすすめのルアーです。
2:ジャンプライズ ぶっ飛び君 95S
「ぶっ飛び君」は、樹脂製プラグながらメタルジグにも引けを取らない飛距離が最大の特徴です。広範囲のエリアを探れるスペックと、ただ巻きでもしっかりとアクションをするのが魅力で、フラッフィッシュに対して高いアピール力を搭載した人気の商品です。
【メタルジグ】おすすめのフラットフィッシュルアー
飛距離で広範囲を探るならメタルジグ
メタルジグの特徴は、金属製のボティによる圧倒的な飛距離と素早く海底に到着する沈降速度です。広範囲を攻めることの多いサーフにおいて幅広く使われている人気のルアーで、フラットフィッシュゲームでは20〜60gのサイズを用意しておくと良いでしょう。
フラットフィッシュ向けの形状
タルジグは形状や材質によってさまざまな種類がありますが、フラットフィッシュゲームにおいては「センター」か「リアバランス」のストレートタイプのメタルジグがおすすめです。フラットフィッシュゲーム専用のメタルジグもありますので、選び方の参考にしてみてください。
左右非対称なフラットフィッシュ専用モデル
多くのフラットフィッシュ専用メタルジグは、ただ巻きでもフラットフィッシュにアピールしやすいよう左右非対称で設計されています。ゆっくり巻いてもしっかり動いてアピールするので、初心者でも扱いやすいのが特徴です。釣り初心者の方はぜひチェックしてみてください。
適したポイントやタイミング
メタルジグは、重くて硬いボディのおかげでいつルアーが着底したか分かりやすく、地形把握能力に優れているので初めて行くポイントの海底の様子を探るのに最適。ただ巻きからストップ&ゴー、ジャーキングと基本的なアクションに一通り対応しているので、普段使いにもおすすめです。
悪天候に負けないタフさ
メタルジグが他のルアーに対して圧倒的なアドバンテージを持っているのが、「悪天候に対する強さ」です。金属製のボディは多少の風や波では影響を受けないため、飛距離を稼ぐことが重要視されるフラットフィッシュゲームでは心強い味方になります。
おすすめのフラットフィッシュ用メタルジグ
1:DUO ビーチウォーカー フリッパー
「ビーチウォーカーシリーズ」のコンセプトはサーフからヒラメを狙うことです。スイム性能に優れたボディ形状で、ただ巻きでもヒラメを誘い出す使い勝手の良いルアーに仕上がっています。初心者でも飛距離を出しやすい遠投性能もあるので、特にヒラメを狙いたい層におすすめです。
2:ジャクソン 飛び過ぎダニエル 30g
ジャクソン 飛び過ぎダニエル 30g SGR ゴールドレインボー
「飛び過ぎダニエル」の特徴は、他のメタルジグと比べて小さなサイズのボディが生み出す抜群の遠投性能です。「大型サイズのメタルジグでは食いが悪いが、飛距離も欲しい…」という要望を実現する、人気のメタルジグです。
【ワーム】おすすめフラットフィッシュルアー
対応力と食わせを意識するならジグヘッドワーム
ジグヘッドワームは、フラットフィッシュゲームで主に使われるワーム仕掛けです。20g前後のオモリと一体化した針にワームを付ける構造が特徴。ハードルアーとは異なりワームはボディが軟質樹脂で作られているため、よりナチュラルな動きでフラットフィッシュを誘えます。
ワームの付け替えによるフラットフィッシュへの高い対応力
ジグヘッドワームの使い勝手が良いところは、ワームを付け替えるだけで大きく誘い方を変えられることです。ベイトフィッシュが多いところであればストレート系、甲殻類をエサにしていそうな場所であればクロー系と、フラットフィッシュの状況に素早く合わせられるのが強みです。
適したポイントやタイミング
ジグヘッドワームはナチュラルな動きができる分、ワームに重さが無いためどうしても飛距離が出せません。そのため、メタルジグなどでひとまず探った後「近場にフラットフィッシュがいる気配はするけど、食いつきが悪い」という状況でジグヘッドワームを活躍させるのがおすすめです。
ワームの強みはフラットフィッシュに対するピンポイントアピール
ワームがハードルアーと大きく違うところは、一定の場所にステイする能力が高いことです。ハードルアーは1箇所にとどまることが苦手なルアーですが、ワームであれば長時間1箇所にとどまれます。フラットフィッシュがその場所にいると確信したときに力を発揮するでしょう。
おすすめのフラットフィッシュ用ワーム
1:ジャクソン クイックセット
「クイックセット」は、肉厚なテールのシャッドワームがジグヘッドに初めからセットされている初心者でも使いやすいワームです。ジグヘッドに2種類のラインアイを搭載しているので、さまざまなサーフ状況に対応できる高い汎用性も持ち合わせているのが魅力ですよ。
2:ジャッカル サブルセンシーテール
「サブルセンシーテール」は、細かな潮流にも反応して動くテールや浮き上がりやすさを重視したボディ形状を持つ、水の流れを意識して作られたストレートワームです。フッキングしやすい素材やフックの取り付け位置のマーキングなど、気を配られた設計で扱いやすさ抜群です。
最適なルアーを選んでフラットフィッシュを攻略しよう
フラットフィッシュを釣るためには、サーフの状況によってルアーの選び方を変えなければなりません。遠浅、かけ上がり、岩礁帯、藻場、流れ込み、離岸流など釣り場から読み取れる変化は無数にあります。その変化にフラットフィッシュがついている可能性が大いにあります。状況にベストマッチしたルアーの選び方を身につけたい場合は、本記事でご紹介したおすすめのルアーを参考に選んでみてください。