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光田のKeep Casting! GAME050 ~福岡県・遠賀川~

こんにちは‼

ルアースタジアム 光田です😊

 

今回はめっきり春らしくなった福岡県・遠賀川へおかっぱりに行って来ました🎣

今年は冬がしっかり冷えた反動からか冬⇒春へと一気に変わり、あっという間に季節が進行しました🌸

 

現在の水中の季節感で言えば、スポーニング中盤から後半に差し掛かるようなタイミングに差し掛かっており、一度産卵したメスがもう一度産卵する周期に入っている状況です‼

今回はこの『もう一度産卵するメス』=『半プリ』に狙いを絞った釣りをしてきました💪

※ブラックバスはオスが卵の守護そして子育てを行います。そして、卵や稚魚を守るオスが襲われたり、突然の環境変化(大雨による激流・渇水など)が発生し仮に全滅しても大丈夫なように、自身のDNAをより確実に残すためにもメスは数回に分けて産み分けます

今まで春バスを狙って釣った事が無いって人もこれを読めば正解に近付けると思うので最後までお付き合いください🤗

 

 

今回は半プリの産卵タイミング直前という事で、狙うべき場所は連続する岬が形成するワンドのようなTheスポーニングエリアな場所(※画面奥が上流です)

 

スポーニングエリアのキーワードは

・流れが直接当たらない(巻いている)

・太陽光が届く深さ

・極力ハードボトムで、かつ障害物が点在するような場所

です🌟

 

産卵を終えたメスはスポーニングエリアからそう遠く離れずに捕食行動を取りながら次の産卵に向けて徐々に体力を回復させていきます。

そのためスポーニングエリア付近を釣るという事が基本になってきます☝

具体的にスポーニングエリアのどこを狙うとメスに出会えるかというと『オスの少し外側』がキモになります。

産卵を間近に控えたタイミングになればなるほど、このポジションは特に顕著になります。

また抱卵していて身重な事もあり風や流れを嫌い、卵を冷やさないように太陽光で体温を温める目的で少し浮き気味になります🐟

 

スポーニングエリアにおけるオスとメスのポジションのイメージは⇩のような感じです‼

 

『オスの少し外側』

これが本当にキモです🔥

 

次に釣り方ですが、スポーニングが進行し捕食行動の意識が薄い魚を相手にするためスローダウンした弱い釣りが基本になります💡

中でも移動距離を抑えつつフワフワさせられるジグヘッドワッキーは春バス攻略の代名詞とも言える代表的なリグです。

ワームが横に広がっている事で石と石などの隙間に入り込みにくく、根掛かりも少ないため、スポーニングエリアのキーワードでもある『極力ハードボトムで、かつ障害物が点在するような場所』との相性も非常に良いです✨

特にフリックシェイク4.8inch(JACKALL) × 1.3gのジグヘッドワッキー操作性も良くどんな水色でも効くので強力な武器になります

通称【フリック牧場】です❤

他にも有効なリグやアプローチは存在しますが、とにかく春バスに出会いたいならフリックシェイク4.8inch(JACKALL) × 1.3gのジグヘッドワッキーは必ずBOXに入れておきましょう🔥

タックルはUL~Lクラスのファーストテーパー寄りのスピニングもしくはソリッドティップ搭載のL~MLクラスのスピニングに、フロロカーボン4~5lbがオススメです。

PEでも悪くはないですが、スポーニングエリア=シャロー=岸際になる事が多く飛距離が不要な点、風によって不用意に糸が張られてしまう事でリグが勝手に動いたり、バイト時に糸が張って違和感を与えてしまったりなどで貴重なバイトを逃してしまうのでフロロカーボンをオススメします。

 

という事で、狙うべき場所と狙い方とタックルの解説でした🤓

ここからは実釣編です🎣

 

この日エントリーしたのは遠賀川本流を代表する春のメジャースポット🚗💨

朝陽が顔を出し朝の放射冷却が落ち着き表水温上昇が始まるタイミングで冷え込みから解放されたメスが縦ストラクチャーに浮きはじめると考え、スポーニングエリアの少し外側にある杭にステルスペッパー110S(TIEMCO)をキャスト

 

羽モノを巻くようにラインの重みを使ってゆっくりリーリング

更にスピードを遅くしたいのでミドストの要領でシェイクしながらリーリングすると杭の横で食い上げバイト💥

 

キャッチしたのは1500gOVERのナイスサイズの半プリのメス🔥

ローライトで朝の水温低下が少なかったり、南向きの風が吹いているような状況であればスピナーベイトでアプローチしていましたが、このような晴天無風に近いコンディションでかつスポーニング間近という事を考え、よりスローに弱く引けるステルスペッパー110S(TIEMCO)をチョイスしたのが正解でした

 

ここから片頭痛による体調不良で一旦離脱を挟み、午後の北風の吹き始めのチャンスに再度同じエリアにエントリー🚗💨

表面は波だっていますが、岬に生えている木のお陰でワンド内は風裏になってメスが浮きやすい状況

また風面である岬の沖側のブレイクに浮きづらくなるのでワンドに入ってくるメスも増え、より絞りやすくなるチャンス

 

朝の岬の魚と違い、カレントやストラクチャーの少ないエリアでの釣りになるためフリックシェイク4.8inch(JACKALL) × 1.3gのジグヘッドワッキーでしっかりスローダウン

 

『オスの少し外側』を意識しキャストし、一旦着底

その後、一定のリズムでラインスラッグを優しく叩くようにシェイクしながらゆっくりリーリング

水中でワームが曲がって戻る曲がって戻るを繰り返しているのを意識しながらやるといいです

そして何かにコンタクトしたら数秒ステイ

そして優しくゆすって外して、また何かにコンタクトしたら数秒ステイ

産卵が近づけば近づく程この間が重要になってきます⭐

※スポーニング初期はまだ捕食モードなのでスイミングのように横に泳がし、スポーニング後期になるほど産卵モードに切り替わるので排除意識で口を使わせるように点で止めるアクションが有効です

 

これを繰り返しながら、水中の石積みをうまく交わした後にステイさせていると・・・

 

プンっ💥

 

というような弾けるバイト

聞き合わせをしてから優しくスイープフッキング✨

※ネスト(産卵床)を作ったオスは近付くものを排除する行動を取るため、咥えてすぐに離すようなバイトも特徴的です。対照的にメスは離さずにもぐもぐするか、ラインが走っていきます。そのためバイト後に一旦聞き合わせをし、オスかメスが判断してから合わせています。もしバイトの正体がオスだった場合は、バイトがあったスポットの少し外へ狙いを変えてください。メスは『オスの少し外側』が本当にキモです。

 

ラインを擦られないように慎重にやり取りしてキャッチ

これもまたコンディションのいい1500gOVERの半プリのメス🔥🔥

 

一度産卵しているかどうかの見分け方は頭の噛み傷を見るとわかります

産卵行為時にオスがメスの頭などを噛む習性があるので、一度産卵したメスにはよくこういった傷が残っています😎

 

その後、北風が更に強くなりトーンダウンした感があったのでリグチェンジ

2-1/2″ パドチュー(NORIES)のスプリットショットリグ

昔は普通にあったけど、今はあまり見かけないチューブワームです

中空ボディが空気をホールドして水中で弱々しくふわふわ漂うのと、中空ボディ故のフッキングの良さが北風で沈んでタフになったメスに有効です

 

狙うエリアは同じく『オスの少し外側』

キャスト後、ボトムを取りゆっくりズル引きして何かにコンタクトしたら数秒ステイ

リグチェンジした一投目ですぐにバイト

またしてもステイ中にプンっというアタリから一気にラインが走って行きました

キャッチしたのはこれまた1500gOVERの半プリのメス🔥🔥🔥

水を押すジグヘッドワッキーと水を押さないパドチューをうまく使い分け状況にアジャストできました🎉

この後は一日スローダウンなゆっくりした釣りで凝り固まった体をほぐすために、巻きモノを巻きまくりましたが不発でした😂

春爆とまではいかないですが、プチ春爆を味わえたいい釣行になりました🌸

 

~タックルデータ~

■ROD
RoadRunner VOICE LTT650M
■REEL
CALCUTTA CONQUEST 101DC
■LINE
SEAGUAR FULLORO HUNTER TACT 14lb
■LURE
STEALTH PEPPER 110S

■ROD
RoadRunner STRUCTURE ST620ML-Ft
■REEL
VANQUISH 2500SHG
■LINE
ZALT’S THE BLACK 4lb
■LURE
FLICK SHAKE 4.8inch × 3/64oz JIG HEAD WACKY
2″1/2inch PADTUE × 1/12oz SPLIT SHOT

 

※※※最後に※※※

これからの時期はネスト(産卵床)を作り、卵やフライ(稚魚)を守るオスを見掛ける事が多くなると思います。

写真のように特定の場所を守るように動かない、もしくは動いても戻ってくるような個体の事です。

彼らを釣ってしまうと鯉やブルーギルといったエッグイーター(外敵)に卵や稚魚が食べられてしまいます。

近年どのフィールドでも囁かれてる個体数の減少、その要因を我々釣り人が作らないようにそしてより長くバスフィッシングを楽しむためにもネストを守るオスやフライガード(稚魚を守っている)のオスを狙って釣らないという考え方にご理解頂けると助かります。

スポーニングエリア近くで釣りをする事が必然的に増えるため、知らずに釣れてしまう事はあると思います。

それを極力避けられるように今回のブログはオスとメスのポジションについて細かく記載しました。

釣りに行った際に頭の片隅に入れておいて頂けると幸いです。

こんなに楽しいバスフィッシングを末永く楽しむためにも宜しくお願い致します。

 

 

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