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エギングで釣れる時期や時間帯は?地域別に狙い目シーズンから時間帯まで解説!

今回はエギングで釣れる時期と時間帯、地域ごとの特徴をまとめてご紹介します。アオリイカは時期によって釣れるサイズ、魚影の濃さが変わるターゲットなので、初心者の方は基本情報を要チェック。時間帯と潮回りの情報も、初めての一匹を手にするために必要な知識です!

 

 

 

 

 

エギングで釣れる時期や時間帯をチェックしよう

狙い目の時期と時間帯を知って釣果アップ

今回はエギングで釣れるシーズンや時間帯、地域ごとに異なる釣れる季節の違いをご紹介します。メインターゲットであるアオリイカは、季節によって釣れる釣れないがハッキリしているイカです。エギングから釣りを始める方は、ぜひお出かけになる前に、釣りやすい季節の情報をチェックしてみてください。

単純な時間帯の変化だけでなく、潮がいいタイミングに集中して釣るのも、釣果アップに必要なテクニックです。潮の動きは他の釣りにも使える情報なので、この機会に確認の仕方を覚えておきましょう。

 

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エギングに適した時期

狙い目の時期は秋と春

国内に広く分布しているシロイカ型アオリイカの寿命は1年から1年半程度で、そのうち3ヵ月程度は、卵だったり幼生だったりと釣りのターゲットにはならないサイズです。同じ場所であっても孵化や成長には群れごとの違いがあり、産卵後のアオリイカがある程度の期間捕食活動を続けることから、シーズン中は釣れ続けるように感じますが、極端にイカが減る期間があることをチェックしておきましょう。

 

 

秋は子イカが釣れるシーズン

アオリイカの産卵は晩春から初夏で、卵は3週間ほどで孵化します。2号エギなど小型のエギでアオリイカが狙えるようになるのは、この孵化した小イカがある程度成長してからです。エギングが始まる季節は秋の子イカシーズンから、水温が16℃を下回って、多くのイカが水温の安定する沖側へ移動するまで続きます。

 

 

春は親イカが釣れるシーズン

春は沖の深場で成長したアオリイカが、産卵を目的に接岸する季節です。大型が狙えることからエギング人気がピークを迎えるシーズンで、どの場所でも沢山の墨跡を目にできます。サイズにこだわらなければ、釣りやすい季節は秋ですが、満足度の高い大物を手にするなら春のエギングです。

 

 

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エギングに適した時間帯

釣りに出かける時間帯もチェックしておこう

アオリイカは比較的釣れる時間帯の長いターゲットで、タイミングや場所は選ぶものの、朝と夕方、昼、夜と各時間帯にチャンスがあります。季節や潮の動きによっていいタイミングは変化しますが、まずは各時間帯の特徴的な部分をチェックしておきましょう。

 

 

アオリイカが釣れる時間帯:朝と夕方のエギング

朝と夕方は、春秋を問わず狙い目となるタイミングです。どちらの時間帯も潮が動くタイミングと重なりやすく、日の出、日没と大きな状況変化も重なります。アオリイカが捕食している小魚も動き出す時間で、やる気のあるアオリイカと出会いやすいです。釣りの中ではピークとなりやすい時間なので、積極的にエギングに出かけましょう。

 

 

アオリイカが釣れる時間帯:昼のエギング

昼は秋のエギングにおすすめのシーズンです。捕食を強く意識しているイカは少ない時間帯ですが、目で見てイカを見つけるには絶好のタイミング。好奇心旺盛な秋の子イカに対しては、サイトフィッシングがよく効きます。

春の親イカも岸に寄っているタイミングがあるので、見つけたら積極的にエギを投げてアプローチしてみましょう。鋭い動きに対して興味を持ち、スローになったタイミングで手を出すアオリイカの捕食行動をバッチリ観察できて、ステップアップにもつながる時間帯です。

 

 

アオリイカが釣れる時間帯:夜のエギング

夜は、アオリイカにとっても釣り人にとっても、ラインや仕掛けが見えにくくなる時間帯です。警戒心の強い春の親イカをプレッシャーが低い状態で狙えますが、ラインの動きを確認するのが難しく、釣り人にもエギングへの慣れが求められます。初心者の方はいきなり夜釣りから始めず、昼の釣りでエギの動かし方や釣り道具に慣れてから、チャレンジするのがおすすめです。

 

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時期に合わせたエギングスタイル

子イカの季節は小型のエギで港内を狙おう

子イカは遊泳力が低いため活動範囲が狭く、成長するにしたがって、行動範囲が広がっていきます。沖の深場から戻ったアオリイカは泳ぐ力が非常に強く、潮にのってさまざまな場所を行き来する回遊性を持つのが特徴です。エギはイカの成長に合わせて、2号程度から3.5号までを使用します。

秋の子イカシーズンは、産卵場所であった海藻エリアと流れが穏やかな港内、堤防や防波堤のまわりが狙い目になります。足元の障害物に潜んでいるケースもあるので、沖ばかり狙わず、手前もきっちり狙っておきましょう。この時期のイカは好奇心旺盛、泳いでいる層がやや高いという特徴があり、小型のエギで中層付近を攻める釣りが楽しめます。先ほどご紹介したサイトフィッシングはもちろん有効です。

 

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親イカの季節は大きめのエギで沖の流れを狙おう

春のイカは成長に伴って警戒心が高まり、小イカに比べてエギを見切るケースが増えてきます。泳ぐ力がついて潮の流れを好むようになり、底付近に滞在している時間が増えているのも大きな変化です。大型に期待ができる季節なので、大きくアピール力に優れる3.5号エギでアオリイカを狙ってみてください。

この時期も堤防、防波堤から狙えますが、流れに乗って回遊するイカに期待ができる、沖側の潮の流れが狙い目になります。定番の狙い目である産卵場所の藻場と合わせて、沖側の潮に注目しながらアオリイカを探してみてください。底付近をしっかり攻めることと、警戒心が強いイカに対してエギをしっかり見せるように、スローなアクションの組み合わせでアプローチするのがおすすめです。

この時期はイカがエギにスレる頻度も高いので、釣れるイカを探すべく積極的に移動する戦略を試してみましょう。 

 

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エギングと潮回りの関係

潮回りを知ってステップアップ

潮位の変化はその日ごとに違いがあり、一定の周期で変化のパターンが回っています。この周期は1周約15日で、潮位の変化具合に合わせて、それぞれに名前がついているのが特徴です。

 

潮回り

日数

エギングおすすめ度

大潮(最も潮位の変化が大きい)

4日

中潮

3日

小潮

3日

長潮(最も潮位の変化が小さい)

1日

若潮

1日

中潮

3日

 

潮位の変化が最も大きい、つまり潮の流れるスピードが速いのが大潮で、中潮→小潮→長潮→若潮→中潮と続き、潮回りは大潮に戻ります。潮がよく動くいているときほど魚の活動は活発で、イカもこの潮の流れを感じて、積極的に移動を行ったり、捕食活動を行うようになると言われています。

 

潮がよく動く時間帯と潮止まり

潮回りに関係なく、潮の流れが緩やかになるのが満潮と干潮で、何時に満潮や干潮を迎えるかは潮まわりによって大きく変化します。同じ大潮であっても満潮、干潮の時間は変わるので、効率的に潮が動いている時間帯を狙いたい場合は、潮見表(タイドグラフ)で釣りに出かける場所の潮の動きを確認しておくのがおすすめです。

潮がよく動く時間帯については「上げ七分、下げ三分」という言葉があり、満潮に向かう七分目と干潮へ向かう三分目、つまり満潮の前後はよく釣れるという意味があります。釣り場の地形が湾の奥だったり、日本海側だったり、潮の動きが小さい場合やタイミングがずれるケースもありますが、エギングでもこの言葉通りに釣れるタイミングが来るケースは少なくありません。

いい潮を選んで釣りをしたい場合は、長潮の日を避けつつ、満潮の前後を釣るところから始めてみましょう。何度か釣り場に通ううちに、釣り場の事情に合ったタイミングを見つけられればバッチリです。

 

 

春のエギングは特に潮回りを重視

大潮は流れが速くイカも移動が速くなってしまう傾向がありますが、潮がよく動いている時間帯は春秋を問わずイカも捕食行動に積極的になります。特に春の親イカは沖から潮の流れに乗って岸に近づくので、届く範囲にアオリイカが多くいる時間帯を狙うという意味でも、潮位が高く潮がよく動いている時間帯を狙いたいところです。

長時間集中しながら釣りを続けるのは難しいので、いい時間に集中ができるように、釣り始めや休憩のタイミングを調整しながら、釣行計画を立ててみてください。

 

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エギングと淡水の関係

大規模河川の近くは汽水域に注意

アオリイカは、塩分濃度が薄いエリアを好まないターゲットです。河口が近い場所よりも、沖側から潮が入ってくるような場所を好む傾向があります。大規模な河川の河口がある場合は汽水域が広く、エギングのポイントにはあまり適さないということをチェックしておきましょう。河口が無く、磯のような景色が広がっているエリアが有望です。

 

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アオリイカと雨の関係

雨の降り始めは、水温の変化や水面状況の変化によって、逆にチャンスになることもありますが、長期間雨が降り続けると、塩分濃度の低下が釣果に影響を与えるケースが出てきます。雨の影響を受けにくい沖側の深い場所へ移動するイカが増えるので、長雨の後は数日後に釣行計画を改めたり、大きく移動して雨の影響が少なかったエリアでの釣りを検討するのがおすすめです。

 

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地域ごとのエギングパターン

地域ごとのエギング事情を6つに分けて紹介

最後は地域を6つにわけて、エギングが楽しめる期間の違いや、狙い目となるタイミングについてご紹介します。海水温の移り変わりには地域差があり、シーズンインのタイミングや釣れる期間の長さに影響するので、これからエギングを始める方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

①北海道

北海道では、近年の海水温上昇でときどき釣果が報告されるようになりましたが、アオリイカはもともと暖かい海を好む生き物なので、本州ほど数が多くありません。かわりにツツイカやヒイカの数が多いので、エギングはこの2種をメインターゲットとして狙うスタイルが主流です。

ヤリイカやスルメイカを狙う時は、ややライトなタックルに小型のエギを組み合わせて、夜釣りで攻めるのがセオリーです。ヒイカはさらに小さいので、ライトゲーム向けのタックルやヒイカ向けのエギングタックルを使って楽しみましょう。エギも非常に小さなものを使います。

 

 

②北陸

北陸は秋の子イカが釣りやすく、春の親イカが釣りにくいとされている地域です。北海道ほどではありませんが、アオリイカはそれほど大型化せず、ツツイカは釣りやすいという傾向がります。

注目しておきたいポイントは海水温の上昇で、他の地域では3月末ごろから春のアオリイカが登場しますが、北陸での親イカシーズンは4月の中旬から5月頃のスタートになります。16℃以上で安定してきたら、藻場を探してエギングに挑戦してみましょう。秋は他の地域と同じく9月頃から子イカを狙えます。

 

 

③関東

関東は各地でエギングが流行中、岸からのルアーゲームの中でも、特に高い人気が続いています。季節の変化やアオリイカの成長は平均的で、春の親イカシーズンは4月から、ピークは5月と6月で、秋は9月頃からエギングを楽しめるエリアです。

人口が多いことから激戦区と呼ばれる釣り場が多く、スレていないアオリイカを見つける釣り方や、反応が悪いイカにエギを抱かせるテクニックが、数を伸ばすポイントになります。潮回りと釣れている場所での釣行にこだわりつつ、エギのカラーやアクションパターンをいろいろ試して、釣果アップを目指しましょう。

 

 

④関西

関西も関東と同じく、春のエギングシーズンは4月から6月頃まで、秋は9月から11月頃までが釣りやすいタイミングになります。エギング人気も高く、回遊が始まったエリアの序盤を狙い、潮が動くタイミングで釣りをするというのが、アオリイカに近づくための基本的な戦略です。

関西は沖堤防への渡船が多い地域なので、確率を上げたい場合は初心者の方も渡船利用を検討してみるのがおすすめです。プレッシャーが少なく沖側の潮を釣りやすい場所を狙えるので、釣果情報をチェックしながら釣行計画を立ててみましょう。

 

 

⑤四国

四国は海水温が高く、大型のアオリイカが狙える地域です。釣れる期間が長く、大型のアオリイカを狙えるのがこの地域の特徴で、秋でも1kgを越えるアオリイカが登場することがあります。太平洋側であればシーズンは3月から12月まで、寒い時期と真夏は釣果が落ちますが、年間を通してアオリイカを狙えるエリアです。

エギングファンが遠征するエリアとして有名ではありますが、本州と比べればプレッシャーが低くアオリイカの数も多い地域です。エギングにハマったら、四国への遠征も検討してみましょう。

 

 

⑥九州

九州も太平洋側は年間を通して海水温が高く、釣りを楽しめる期間が長いエリアです。ピークを迎えるのは本州と同じく5月と6月、10月や11月ですが、他の時期でも十分に釣れるチャンスがあります。日本海側も同じ時期がシーズンとなり、離島も多々あるため、変化に富んだ釣りが楽しめます。

暖かいほどアオリイカは大型と出会える確率が高くなります。暖かい潮を求めて釣れるエリアもどんどん変化していく傾向が強いので、釣果情報や水温の情報をチェックしながら、釣りに出かけるエリアを検討してみてください。

 

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エギングシーズンを楽しもう

貴重なアオリイカをゲットするために

エギングは非常に人気の高い釣りなので、プレッシャーがかかってスレているイカが多い釣りです。釣れ始めたばかりの釣り場や、潮が動いている時間帯を丁寧に選ぶことが、最初の一匹を手にするための一番の近道になります。基本的な季節のパターンだけでなく、地域にあった釣り方を見つけて、釣果アップを目指しましょう。

釣具のポイントでは、各店舗で釣り場情報の紹介を行っています。今釣れる釣り場をお探しの方は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。

 

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