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コブダイ釣りの仕掛けとは?おすすめのタックルや餌、狙い目の時期まで解説

ユニークな外見と強烈な引きで釣り人を魅了するコブダイは、意外と単純な仕掛けを使用して釣れる魚の代表格です。本記事では、コブダイ釣りの仕掛けやおすすめの餌、狙い目の時期まで分かりやすく解説していきます。

 

 

 

 

 

 

 

コブダイの生態

成長すると性転換する

コブダイは雌で生まれ、大きく成長したら雄に性転換するという生態をしています。そのため、かつては雌を「カンダイ」雄を「コブダイ」と呼び、別種と考えられていました。
しかし、近年の研究で「カンダイ」と「コブダイ」は同じ魚ということが分かり、「コブダイ」で呼称が統一されたという背景があります。

 

雄が持つ特徴的なコブ

コブダイの姿を見ると、頭の大きなコブが目を引きます。このコブが大きく成長するのは、雄だけの特徴です。ただ、一部は雌のまま大きく成長し、コブも雄のように大きくなるパターンもあるようです。大型になると頭以外にも顎に同じようなコブが出来る個体もいるようです。コブの中には脂肪が蓄えられています。

 

コブダイは鯛ではない

コブダイは、鯛の仲間ではなくベラ科の魚になります。生態や食性などは鯛と異なりますので、鯛釣りの感覚や仕掛けではコブダイを釣ることができません。
後ほどコブダイ釣りの仕掛けについて詳しく解説しますので、ぜひ目を通してみてください。

 

 

コブダイの生息地域

コブダイは、東北以南の日本各地にある岩礁域の海に生息しています。高い水温や低い水温が苦手な温帯性の魚なので、コブダイ釣りが盛んなのは瀬戸内海や茨木以南の太平洋側、新潟県以南の日本海側となります。コブダイは北海道や沖縄ではあまり見られない魚なのです。

 

 

コブダイ釣りのポイント

コブダイは、岩礁域や漁港、堤防の護岸際、テトラポッドの周辺、磯、海藻が多い場所など浅い根を好む魚です。ある程度の水深は必要ですが、おかっぱりでも狙えるポイントが多いので、身近な釣り場で大物を釣ってみたい方にコブダイはうってつけですよ。

 

初心者なら堤防エリアがおすすめ

堤防エリアは足場が安定していて釣りやすく、足元に仕掛けを落とすだけで釣れるので初心者にもおすすめなポイントです。堤防の岸壁際に貝や亀の手、カニなどが居ついていればコブダイのいる可能性が高いので、仕掛けを落とす前に一度足元を観察するのをおすすめします。

 

コブダイを狙うなら日中

コブダイを含むベラ科の魚の多くは昼行性です。夜間は寝ているため、夜釣りには向かない魚だということを覚えておきましょう。コブダイは朝マヅメから仕掛けを出して釣り、夕マヅメを釣ったら仕掛けをしまって帰るといった流れで釣るのがおすすめです。

 

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【ジグヘッド】コブダイ釣り仕掛け

ジグヘッド釣りに向いたロッド

コブダイは20年以上生きる長寿な魚で、最大100cmにも達する巨大魚です。平均でも50cm近くになる魚なので、タックルもそれ相応に強力なものが必要となります。ジグヘッド仕掛けで釣る場合は、長さ10ft前後、MHクラスのシーバスロッドかショアジギングロッドがおすすめです。

 

 

ジグヘッド釣りに向いたリール

ジグヘッド仕掛けでは、4000〜5000番台のスピニングリールを主に使います。コブダイの引きは「カンダイのひとのし」という言葉が作られるほど強力なので、リールを巻き上げる力に自信がない人は、ローギアのスピニングリール(パワーギア、パワータイプ)やベイトタックルを使ってみるのもおすすめです。

 

 

ジグヘッド釣りに向いたライン

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高密度・高強度・高感度設計された8本撚りSW向けPEライン。ガイド滑りが良く、キャスティング時の飛距離をサポート。厳選された5色を配置することで、視認性も抜群。ショアからの釣りはもちろんのこと、特にオフショアジギング、鯛ラバ、イカメタル、ティップランなどにおすすめ。

ファルケン R Aile Line 300m 2.0号 5カラー [エールライン SW PE X8]

参考価格: 2,880 円

 

ジグヘッド仕掛けのラインは、主に2号前後のPEラインを使用します。長さはリールのスプールに300m程度巻ければ足りなくなることは無いでしょう。PEではなく、安価で根ズレに比較的強いナイロンラインを使いたい場合、20号程度は必要になります。

 

PEライン仕掛けにリーダーは必須

PEラインは細くても高い強度を持つ強力なラインですが、擦れに弱いという欠点を持っています。海底に障害物の多い場所に生息しているコブダイを釣る際、この欠点は致命的です。そのため、仕掛けにはリーダーとして長さ3m以上のフロロライン(10号程度)を結ぶようにしてください。

 

 

ジグヘッド釣りに向いたジグヘッド

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【オーナー/OWNER】オモリいらずで簡単によく釣れるエサ釣り(虫ヘッド)のパワー強化バージョン。不意うちのようにやってくる大型の魚は餌釣りならではの嬉しい醍醐味。真鯛や大型カサゴ、ハタ類をはじめ、流行の兆しのあるコブ鯛までパワーバージョンならがっつりやれます。超太軸だから、大型のさかなにもバッチリ対応します。ショアジギングタックルでの使用も問題ありません。「テンヤ風アシストアイ」を装備しました。活エビ餌のときなど、お好み次第で糸付ばりを結んでください。

オーナー 虫ヘッドパワー JH-90 8g 黒

参考価格: 476 円

 

仕掛けの主役となるジグヘッドは、2〜10gの幅広いサイズを使います。ここでの注意点は、ジグヘッドのハリの強度です。コブダイは強力な顎を持っているため、生半可なハリでは伸びてしまいます。そのため、ルアー釣り用ではなく専用の太軸フックを用意しましょう。

 

投げて待つのが基本スタイル

コブダイのジグヘッド釣りは、堤防の足元などコブダイがいそうなポイントに餌を付けた仕掛けを投げ入れるだけです。タックルも手に入りやすく、仕掛けや釣り方も簡単なので手軽に始められます。ただ、引きは強烈なので、ドラグを緩めて竿から目を離さないようにしてください。

 

コブダイ釣りのポイントは底をとること

コブダイを釣る上で最大のポイントは、仕掛けを投入した際にしっかりと底をとることです。また、ジグヘッドの重さも、コブダイが仕掛けに寄ってきやすいよう海流に仕掛けが流されない程度のものを選んでください。

 

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【ぶっ込み】コブダイ釣り仕掛け

ぶっ込み釣りに向いたロッド

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喰い込みの良い、しなやかな穂先を採用した本格石鯛竿。渾身の合わせをバットがしっかりと受け止め、フッキングしてからの粘り強いパワーは自重からは想像できない安心感があります。瀬際での攻防も魚に主導権を与えません。ガイドは糸絡みを軽減し、ラインの滑りを向上させるFuji SiCガイドを採用。「CROSSKNOT」の採用により、ブランクスのつぶれ剛性、ねじれ剛性を高め、ブレの無い操作性と軽量感を実現。【武勇伝】

武勇伝 石鯛 500MH

参考価格: 39,800 円
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喰い込みの良い、しなやかな穂先を採用した本格石鯛竿。渾身の合わせをバットがしっかりと受け止め、フッキングしてからの粘り強いパワーは自重からは想像できない安心感があります。瀬際での攻防も魚に主導権を与えません。ガイドは糸絡みを軽減し、ラインの滑りを向上させるFuji SiCガイドを採用。「CROSSKNOT」の採用により、ブランクスのつぶれ剛性、ねじれ剛性を高め、ブレの無い操作性と軽量感を実現。【武勇伝】

武勇伝 石鯛 540H

参考価格: 40,800 円

 

ぶっ込み釣りはコブタイ釣り定番の仕掛けで、タックルは石鯛釣りに近いものを用います。ロッドは石鯛用の4〜5mのものを用意するか、ジグヘッド釣りの仕掛けをそのまま流用しましょう。コブダイに負けないパワーのあるロッドを選ぶことがポイントです。

 

 

ぶっ込み釣りに向いたリール

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永く愛されてきた質実剛健の実戦派石鯛リール・スピードマスター石鯛がドラグ力の大幅な向上と遠心ブレーキを搭載してモデルチェンジを果たしました。新設計のカウンターウェイト付きのパワーバランスハンドルは手を離した位置でぴたりと止まり、無意識下での仕掛けの移動を防止。デジタルカウンターと合わせ、わずかなピンスポットにも正確に仕掛けを置くことが可能になります。スピードマスターの名にふさわしく最大巻き上げ長は116cm。初動の巻き上げで石鯛を危険地帯から引き離します。カラーは金属感の強いガンメタにすることで渋みの効いた高級感を演出。石鯛リールとしての性能とテイストを磨きながら、リーズナブルな価格を実現しました。[SPEEDMASTER ISHIDAI][23new02]

シマノ スピードマスターイシダイ 2000T 23年モデル

参考価格: 32,725 円

 

石鯛用タックルを選ぶ場合、リールも石鯛モデルの両軸リールを使用します。番手はダイワなら40番、シマノなら3000番クラスのものから選んでください。ジグヘッド釣りの仕掛けを流用する場合は、ジグヘッド釣りのリールをそのまま使用しても問題ありません。

 

ライントラブルを避けたいなら両軸リール

コブダイ釣りは堤防の際など近場に落とすケースが多いため、仕掛けを遠くへ投げる必要はありません。なるべくライントラブルを避けたい場合は、石鯛用の両軸リールの使用をおすすめします。

 

 

ぶっ込み釣りに向いたライン

ぶっ込み釣りの仕掛けでは、「道糸」と「ハリス」という2種類のラインを使用します。道糸には5号前後のPEライン、ハリスにはフロロカーボンの10号がおすすめです。ハリスにコブダイ用のフックが仕掛け済みになっているものが販売されているので、そちらを選ぶと仕掛けを作る際に便利です。

 

 

ぶっ込み釣りに使う仕掛け

ぶっ込み釣りの仕掛けは、道糸に15号前後の中通しオモリとクッションゴムを通し、その先にサルカン、ハリス、ハリの順で結ぶという簡単な仕掛けです。この他にもさまざまな仕掛けのバリエーションがありますが、まずは一番簡単なこの仕掛けから始めてみてください。

 

ぶっ込み釣りも、待つのが基本のスタイル

ぶっ込み釣りもジグヘッド釣り同様、コブダイがいそうなポイントに仕掛けを投げ入れてアタリを待つのが基本のスタイルになります。餌もジグヘッド釣りと同じものを使うため、仕掛けの作りは異なっても同じ釣りという感覚で問題ないでしょう。

 

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コブダイが好む餌

コブダイは肉食性

コブダイは強い肉食性の魚で、小魚や貝、甲殻類を強じんな顎で噛み砕いて食べます。大型のコブダイになるとサザエや牡蠣を殻ごと噛み砕けるほどのパワーがあるので、仕掛けを外す際は道具を使うようにしましょう。
くれぐれも、口の中へ手を入れないよう注意してください。

 

餌を選り好みしない悪食さ

餌を選り好みしない悪食さも、コブダイの特徴の一つです。アオイソメやゴカイなどの虫系や、海に居ないザリガニにも食いつきます。ただ、いくら悪食でもルアーにはめったに反応しないため、ルアーで狙いをすまして釣るのはおすすめしません。

 

 

好んで食べるのは甲殻類や貝

先ほど「コブダイは悪食」とお伝えしましたが、それでもやはり好みは存在します。コブダイが好む餌は、牡蠣・サザエなどの貝類やエビ・カニなどの甲殻類です。ただ、餌に牡蠣やサザエを使うのはコスパが悪いので、冷凍エビや餌用赤貝、オキアミなどが主に使われます。

 

撒餌も効果的

コブダイ釣りは、仕掛けを投入した付近に撒き餌をするのも効果的です。なるべく早くアタリを出したい場合や、餌取りが多くてコブダイが掛からないときに撒き餌をすると、より効率的に釣れるでしょう。
撒く餌は使っている餌をそのまま撒くか、オキアミに集魚剤を混ぜたものがおすすめです。

 

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コブダイ釣りにおすすめの時期

コブダイは年中釣れる魚

コブダイは季節によってエリアを移動する回遊魚ではないので、1年を通して同じ場所で釣れます。季節ごとに仕掛けや餌、釣り方に変化もないため、タックルを揃えることで年中コブダイ釣りを楽しめるのが魅力です。

 

釣りのベストシーズンは秋

1年を通して釣れるコブダイですが、よく釣れる季節もあります。コブダイ釣りが盛り上がり始めるのは、春の産卵シーズンが終わった初夏ごろです。そこから秋までがコブダイ釣りのシーズンとされています。中でも、冬入り前に餌を食い溜めする秋がベストシーズンと言えるでしょう。

ベストシーズンのコブダイの食い気は凄く、上手くいけば2桁以上釣れることもあります。その分仕掛けの消耗も激しいため、交換用の仕掛けを多めに持っていくことをおすすめします。

 

 

食べておいしいのは冬

コブダイ釣りのベストシーズンは秋ですが、食べておいしい時期は冬です。冬にコブダイを釣るのは難しいですが、あえておいしい時期のコブダイを狙ってみるのも良いでしょう。

 

夏は食用に向かない

コブダイは旬に食べるとおいしい魚ですが、それ以外の季節は磯臭くて旨みの少ない魚です。夏から秋にかけてたくさん釣れたときは、コブダイの個体数を守るためにもリリースするよう心がけましょう。

 

 

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コブダイの仕掛けを押さえて引きのパワーを感じよう

コブダイ釣りは、仕掛けの構造が簡単な上に入手もしやすく、1度タックルを揃えてしまえば1年中楽しめる釣りです。コブダイの引きのパワーは他の魚ではなかなか味わえないため、本記事でご紹介したタックルや時期を参考にぜひ一度挑戦してみてください。

 

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