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アジングに最適なライン選びは?種類別の特徴やセッティングでの使い分けを解説!

今回はアジングで使用されているメインライン、道糸についてです。種類ごとのメリットとデメリット、使い分けのポイントなど、ラインごとの特徴を細かく解説します。ラインの選択で快適度が一気に変わるのがアジング、どれを選ぶか迷う方はぜひ参考にしてみてください!

 

 

 

 

 

アジングのラインを選ぼう

ラインごとの違いを知って使い分けに挑戦!

アジングでのライン選びは選択肢が非常に多く、それぞれに長所と短所、比重やリーダーの有無といった違いがあります。今回は初めてのアジングライン選びから、ステップアップ後、2タックル目や自分に合うセッティングを探す方向けに、ラインごとの違いと使い分けのポイントを解説!どれを選べばいいのか迷う方は、ぜひ参考にしてみてください!

 

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アジングのラインは仕掛けに合わせて選ぼう

アジングラインは選択肢豊富

アジングのライン選びは種類が多彩!主流のエステル、PEだけでなく、フロロカーボンやシンキングPEなど、ありとあらゆるラインが選択肢に入ります。選び方のポイントは感度と扱いやすさの2点がメインで、ラインごとに異なる比重、海水に対する沈み具合も重要な要素です。

アングラーの好み、釣り場の条件や釣りのスタイルなど、繊細な釣りだけに個々のセッティングも非常に細やかですが、どれを選ぶか迷う方は種類、太さとも定番のセッティングから始めればOKです。まずはスタンダードなセッティングを試して、自分の中の基準を作るところから始めましょう。使うラインが細く、製品それぞれの特徴を感じやすいのもアジングラインの面白いところです。ぜひいろいろなメーカーのラインを試して、お気に入りのラインを見つけてください!

 

 

定番はエステルライン&PEライン!

アジング定番のセッティングは、ジグ単タックルにエステルライン0.25号、遠投タックルにPEライン0.4号のセッティングです。どちらも先糸、リーダーラインを組み合わせる必要があるラインですが、アジングと相性のよい特徴を備えており、実釣時の快適性に優れています。

リーダーを結ぶのが面倒と感じる場合は、フロロカーボンラインから始めるのがおすすめですが、アジングは難しい糸同士の結び方無しでも十分楽しめます。簡単な結び方だけで遊べるので、釣り初心者の方もはじめからエステルライン、PEラインを検討してみましょう。号数は標準的なものから始めて、自分に合う構成を探しながら遊ぶのがおすすめです!

 

ラインの種類

種類ごとの特徴

おすすめ号数

アジング初心者おすすめ度

ナイロンライン

扱いやすいが感度がイマイチ

0.3号(1lb)~1号(4lb)

フロロカーボンライン

感度はそれなりだが直結できて使いやすい

0.3号(1lb)~1号(4lb)

エステルライン

感度が高いがリーダーが必要

0.2号(1lb)~0.5号(3lb)

PEライン

水に浮く、強度・感度が高いがリーダーが必要

0.4号前後

シンキングPEライン

水に沈むPEライン、PEライン以上にクセがある

0.4号前後

 

 

アジングラインまとめ

仕掛けに合わせて使い分け

ジグ単にはエステルライン

遠投リグにはPEライン

 

 

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アジングのラインを5種類ご紹介

アジングラインを一気に解説

アジングで使用されているライン5種類について、それぞれの特徴と使いどころ、長所と短所をご紹介します。定番のエステルライン、PEライン以外も状況が合えば、活躍できる場面のある選択肢です。ぜひラインセッティングの参考にしてみてください!

 

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アジングライン①ナイロンライン

しなやかでトラブルが少ないライン

 ナイロンラインはさまざまなルアーゲームで初心者向け、入門向けとされている、クセの無いマイルドなラインです。吸水と紫外線による劣化が早く、引っ張り始めにどの程度伸びるかを表す初期伸び率の高さが弱点ではありますが、小型リールに巻いても巻きグセが付かない特徴には非常に魅力があります。アジングで使用される太さは0.3号(1lb)~1号(4lb)、近距離戦向けのジグ単タックルで使用されているラインです。

 

 

 

ナイロンラインの比重と強度

真水を1とした時の海水の比重は1.04程度で、ナイロンラインの比重は1.14です。この比重は海水に対して馴染むように、漂うような動きをする数字で、ジグヘッドの重さによっては仕掛け側が先行して沈んでいくような特徴を持っています。

太さに対する強度は標準的で、アジングで使用される細い号数同士で見ると、後述するフロロカーボンラインとの強度に違いはほぼありません。モノフィラメントと呼ばれる単一の構造で、擦れに強く傷がついても粘って耐える!結んだときの強さ=結束強度も非常に優秀です!

 

 

ナイロンラインのメリットとデメリット

ナイロンラインのメリットは、ご紹介してきたような扱いやすさとリーダーを必要としない傷への強さです。ノットを覚える必要が無く、リールへの馴染みのよさからトラブル少なく釣りを楽しめます。

よい部分が目立つナイロンラインですが、アジングラインでは弱点の影響が大きく、選択するアングラーは非常に少ないです。ジグヘッドとワームのセッティングにもよりますが、飛距離、つまりラインの放出量によってはラインの沈みが足りず仕掛けの沈降を邪魔する上、感度の低さも目立ちます。アジングで使うならラインの放出量が少ない近距離の表層狙い、感度でアワセるのではなく、巻きで乗せるような釣りにおすすめです!

 

 

ナイロンラインまとめ

ジグ単タックルで0.3号(1lb)~1号(4lb)が活躍

リーダーを組み合わせる必要が無く、トラブルが少ない

沈みが悪く感度も低いので、近距離表層巻きの釣り向け

 

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アジングライン②フロロカーボンライン

リーダー無しで遊べるお手軽ライン

フロロカーボンラインは、先ほどご紹介したナイロンラインよりも水によく沈み、リーダー無しで使える釣り初心者の方におすすめのラインです。硬さがあり、リールへの馴染みが悪く巻き癖が付きやすい、巻き癖によるライントラブルが起きるという弱点がありますが、初期伸び率が低く、感度面では実釣十分な性能を持っています。

アジングで使用される太さはナイロンと同じく0.3号(1lb)~1号(4lb)、こちらも主にジグ単タックルで使用されています!ライン結束に自信がないという方や、流れが速かったり水深がある場所での重めのジグヘッドを使用する際などにはおすすめのメインラインです。

 

 

フロロカーボンラインの比重と強度

フロロカーボンラインの比重は1.78、今回ご紹介しているラインの中では最も水に沈みやすいラインです。ジグヘッドやワームとの組み合わせ方を気にすることなく使用できてリーダーも必要ナシ、こちらもモノフィラメント構造で傷に強く、傷がついても粘って耐えます。

結び目の強さは若干ナイロンラインに劣りますが、太さに対する強度は標準的!今回は道糸としてご紹介していますが、エサ釣りのハリス、ルアーゲームのリーダーと言えばフロロカーボンラインです!

 

 

フロロカーボンラインのメリットとデメリット

メリットは直結できることと、よく沈んで感度もそれなりというバランスのよさにあります。こちらもノットを覚える必要はなく、リールに巻いた道糸をそのまま仕掛けに結べます。

弱点は長所が後述するエステルラインに近いながら、伸び率、感度の面でエステルラインに劣ることです。ジグ単タックルでは多くのアングラーが感度を優先してエステルラインを選択しています。

よく沈み、根ズレに強いフロロカーボンの特徴を活かせる構成とするのが選び方のポイント!深い釣り場や流れの速い釣り場、沈み根が気になる磯系の釣り場で導入を検討してみてください!

 

 

フロロカーボンラインまとめ

ジグ単タックルで0.3号(1lb)~1号(4lb)が活躍

よく沈みジグヘッドを沈める釣りとの相性抜群

深い場所、沈み根が気になる釣り場のジグ単タックルにおすすめ

 

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アジングライン③エステルライン

ジグ単タックルの定番ライン

アジング定番の仕掛け、ジグ単で人気のラインです。水によく沈み、伸び率が低く感度に優れているのが最大の特徴で、繊細なアジングとの相性は抜群と言えます。フロロカーボンよりもやや硬く、リールへの馴染みや巻きグセによるトラブルが気になるラインではありますが、軽量ジグヘッド使用時の操作感は抜群!硬さによる直進性の高さも、感度アップに貢献します。アタリの認識だけでなく、ジグヘッドの動きをイメージしやすいラインです。ジグ単タックルで0.2号(1lb)~0.5号(3lb)が使用されています!

 

 

エステルラインの比重と強度

エステルラインの比重は1.38で、フロロカーボンには劣るものの、実釣中に気になるような沈降の阻害は起きない数値です。アジングのメインである0.8gジグヘッドを使用する際に同じような沈降スピードとなるため、アジに違和感を与えずにワームを口元まで届けてくれます。

太さに対する強度はナイロンラインやフロロラインを若干上回る強度を持っていますが、伸びがないので瞬間的なショックを吸収できず、強度の限界に達した瞬間に切れるような特徴があります。道糸として使う時はショック吸収役としてリーダーを組み合わせたり、ドラグを緩めに設定してこの弱点を補いましょう。5g以上の仕掛けを投げる時は、仕掛けの重さによるキャスト時のショック切れに注意です!

 

 

エステルラインのメリットとデメリット

メリットは硬さと伸び率の低さによる圧倒的な感度、若干ではありますがフロロカーボンラインよりも細いものを使えるので、軽量ジグヘッド使用時の飛距離にも期待ができます。リーダーの付け方は簡単なので、ジグ単から始める場合は初心者の方にもエステルラインをおすすめします。

デメリットは硬さ、リール馴染みの悪さによるトラブルの頻度と、ショックリーダーを結ぶノットを習得する必要があることです。リーダー無しで直結すると不意にアワセ切れするケースが多発するので、面倒でも必ずリーダーを結んで使いましょう。種類はフロロカーボン、太さは3lb(0.8号)程度が標準的なセッティングで、長さは30cmほど結んでおけばOKです。

エステルラインの初期伸び率は各メーカーの製品によってさまざまです。対ショック性と感度を天秤にかけながら、自分に合うエステルラインを探してみてください! 

 

 

エステルラインまとめ

ジグ単タックルの定番ライン

ジグ単タックルで0.2号(1lb)~0.5号(3lb)が活躍

リーダーはフロロカーボン3lb(0.8号)、長さは30cm程度がおすすめ

 

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アジングライン④PEライン

遠投タックルの定番ライン

キャロライナリグ、スプリットショットリグなど、ジグヘッドにシンカーをプラスする仕掛けを使う時は、強度に優れるPEラインを組み合わせるのがアジングのスタンダードです。太さに対する強度は全ライン中最強、5g、10gとウェイトを上げても、0.4号の太さで十分に対応できる強度を持っています。

伸び率の低さも全ライン中最強で、ナイロンやフロロカーボンと比べると1/4程度しか伸びません。伸び率は4%前後、遠投しても仕掛けを見失わない感度も魅力のラインです。こちらもリーダーの付け方は簡単なので、初心者の方もぜひ検討してみてください!

 

 

PEラインの比重と強度

比重は0.97と唯一1.0を下回る数値です。アジングではこの違いがPEライン最大の弱点とも言えるポイントで、軽量ジグヘッドを沈めにくかったり、浮いて緩みが出ることでアタリを認識できなかったり、いろいろな弊害が出てきます。使用感はジグヘッドとワームの組み合わせにもよりますが、浮力があるものや3g以下を使う場合は、水に沈んで緩まないエステルラインやフロロカーボンラインをおすすめします。

強度はおすすめしている0.4号で8lb前後とかなり高く、重い仕掛けとは相性抜群!ただし縒り糸なので傷に弱く、一本が破断すると負荷が集中して簡単に切れるという特性も持っています。道糸を傷から守る、リーダーラインを組み合わせて使用しましょう。結束強度も低く、結びが抜けやすいラインなので、この点からもリーダーラインの使用をおすすめします。

使用するリーダーはエステルラインと同様にフロロカーボン、太さは遠投リグであれば6lb(1.5号)程度、長さは30cm程度がおすすめです。遠投リグはリーダーの先にスイベル、ハリスの役割を果たすリーダーという構造なので、ハリス側のリーダーを細くすれば中間リーダーの太さはそれほど気になりません!

 

 

PEラインのメリットとデメリット

メリットは太さに対する強度と、張っている状態での感度の高さです。遠投で放出しているラインが長ければ長いほど、伸びが気になるフロロカーボンやエステルには無い感度が際立ちます。15g程度までなら0.4号で十分、もっと重い仕掛けを使う場合やアジが大きい場合、強引なやり取りが必要な釣り場では、0.6号まで検討してみてください。

デメリットはリーダーを組み合わせる必要があることと、柔らかくてティップやガイドに絡んだり、結び目ができるとほどけなかったり、スピニングリールでもバックラッシュが発生したりと独自のトラブルを持っている点です。また、水面近くに漂うような比重なので、風や波に弱いことが挙げられます。リールへの馴染みはいいラインなので、なるべく緩んでいる状態を作らないようにラインテンションをコントロールしながら遊んでみてください!

 

 

PEラインまとめ

遠投タックルのライン

遠投タックルで0.2号(3lb)~0.6号(11lb)が活躍

リーダーはフロロカーボン6lb(1.5号)、長さは30cm程度がおすすめ

 

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アジングライン⑤シンキングPEライン

強風時や潮流の対策に

最後にご紹介するラインは、近年展開が活発になっているシンキングのPEラインです。PEラインの中に高比重の芯を入れたこのラインは、PEの浮いてしまう弱点を補いつつ、感度と強度を引き出すようなコンセプトを持っています。芯の太さはメーカーそれぞれ、同じメーカーのものでも号数によって比重が異なりますが、海水に沈む比重です。

スタンダードなPEラインの弱点、傷に弱い特性はそのままなので、リーダーを30cmほど結んで運用しましょう。PEライン同様リーダーの付け方は簡単です!

 

 

 

シンキングPEラインの比重と強度

比重は1.1~1.4程度、選択する製品によって沈み方は異なりますが、水中ではスタンダードなPEラインよりも直線的な沈み方をするのが最大の特徴です。海面より上にある時も重く糸フケが出にくいセッティングで、風や波の影響を受ける長さが短くなります。

強度はスタンダードなPEラインを下回る傾向がありますが、他の種類のラインに比べると高い数値です!

 

 

シンキングPEラインのメリットとデメリット

メリットは波風の影響を受けにくいことと、軽量ジグヘッドの沈降を邪魔せずPEラインの強さを使える点です。使用感は正にPEラインとエステルラインの中間、芯がある分スタンダードなPEラインよりも真っすぐになりやすく、ジグ単、遠投タックル両方で活躍できます。

デメリットはリーダーを組み合わせる必要があることと、真円性が低く、強度のバラツキや芯の扱いにも気を配る必要がある点です。表面のザラつきから糸鳴りが気になったり、ノットとの相性で結束がうまくいかないケースがあります。どの程度ダメージを受けているのかの判断も難しく、PEラインの知識がある方、釣りに慣れている方向けのラインと言えます。

 

 

シンキングPEラインまとめ

遠投タックルのラフコンディション対策に

ジグ単タックル、遠投タックルで0.3号(4.5lb)~0.6号(10lb)が活躍

リーダーはフロロカーボン6lb(1.5号)、長さは30cm程度がおすすめ

 

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アジングラインの結束方法

簡単な結び方を覚えよう

エステルライン、PEラインなど、リーダーとの組み合わせが必要になるラインを選ぶ方向けに、アジングで多用されているノットを2種類ご紹介します。どちらも強度よりも手軽さを重視した内容で、結び方はどれを選んでいいのか悩む方でもすぐに習得できます。1つ目にご紹介する「トリプルエイトノット」は、エステルラインとの組み合わせがおすすめのノットです。

結び方は道糸とリーダーの端を互い違いに持ち、両端を押して中央に二重ラインのループを作るところからスタートします。人差し指をループに入れて、3回ひねり、親指もループの中に入れて、リーダーと道糸をループの中に通してほぼ完成!あとは結び目を口に含んで軽く濡らしてから、ループの左右を持ってゆっくり締め込みを行いましょう。結び目が小さくなったら、余ったラインをカットして完成です。

リーダーの長さはループの中を通せる30cm程度、事前にカットしておいて、長さを調整しておくのが結び方のポイントです。

 

 

PEライン使用時も簡単な結び方でOK

2つ目はPEラインとの組み合わせがおすすめの「3.5ノット」です。こちらも手順は非常にシンプル、初心者の方でもすぐに実践で使える結び方と言えます。

結び方は「トリプルエイトノット」と同様に道糸とリーダーを重ねてループを作るところからスタートします。道糸とリーダーを重ねて持って、できたループに端側から3回ラインの束を通し、最後に1度、道糸だけループに通して締め込みを行えば完成です。

「トリプルエイトノット」との違いはひねりを加えていないことで、PEラインを結束するときは結び目がきれいに仕上がる「3.5ノット」がおすすめです。こちらもリーダーを事前に30cmほどの長さでカット、無理なくループをくぐらせることができる長さとしておくのが結び方のポイントになります。ちょっとした違いですが、繊細な違いで使い分けを楽しむのがライトゲームの醍醐味!簡単なノットなので、初心者の方もぜひ使い分けに挑戦してみてください!

 

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アジングラインを使い分けよう

特徴の違いに合わせてラインを使い分けよう

アジングのラインには種類ごとに大きな違いがあり、個性を活かしたセレクトは実釣時の使用感に直結します。初心者の方にはジグ単にエステルライン、遠投タックルにPEラインとスタンダードな選び方をご紹介しましたが、号数やリーダーの長さは自分が使いやすいと感じるところを探りながら遊んでみる方法がおすすめです。

釣れるアジの大きさ、釣り場の状況からタックルセッティングまで、ベストな号数とリーダーの長さは釣り場次第!まずはスタンダードな構成から、慣れてきたらいろいろ試して小さな違いを楽しみながら、釣果アップを目指しましょう!

 

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