ルアスタ工房vol.7
皆様こんにちは!
アフター・カスタムマイスターの石山です!
今回は、23ヴァンキッシュの
オイルチューン最終回!
前回、ハンドル、スプールをチューニングしたので、
今回は、いよいよギア周り!
※今回も、殆どのベアリングにオイルを使用しますが、
本来はグリスを入れるべき箇所なので、
誤解の無いようお願い致します。
まずは、ローラークラッチを外します。
この時、ローラークラッチがバラバラにならないように
注意しながら外してください。
バラバラになるとこうなります。
見ただけでそのヤバさはお分かりいただけるかと…
なので、慎重に外してください。
それから、ローラークラッチには注油禁止です。
分子の細かいエステル系オイルや
粘度の高いオイルなんかを注油した日には
逆転し放題のリールになるので、
絶対に注油しないでください。
私はノイズ低減の為に注油しますが。
低粘度の化学合成オイル「テフロッソ」
もしくは、シマノ純正のバンタムオイル等で
オイルの皮膜を作るイメージ。
塗布量を間違えると逆転するので、
自信が無い方は絶対に注油しないでください。
続いては、ボディをパッカーン
意外とシンプルな見た目してますね?
バラバラにしてみましょう。
あらら…
なんだかパーツがいっぱい出てきましたね。
ひとまず全部洗浄しましょう。
洗浄が完了したら、まずはベアリング類から。
ゆっくり回転する、メインギアのベアリング
ウォームシャフトのベアリング
計4つのベアリングには、中粘度の「ロサ」
ローターと連動しているピニオンギアのベアリングには、
ローターナットのベアリングと同じ「タンブルウィード」
ベアリングはこれで完了したので、ギア関係
(ベアリングが一個多いのは、ご愛嬌という事で)
中間ギアなどの樹脂パーツには、
超々高粘度の「EVO-2000」
金属ギアには、IOSギアグリス
続いてシャフト関係は、オイル皮膜の耐久性が高い気がする
IOSオイルを使用。
これで全てのパーツに注油したので、一旦組み上げます。
巻き心地チェック!
・・・しっとり心地いい巻き感。
しっとり。
う~ん。
もうちょっと軽い巻き感にしたいので、
メインギア・ピニオンギアのグリスを「MTGG-T」に変更。
リチウム石けんグリスよりもサラサラとした
ウレアグリスを使用する事によって
若干のノイズの発生や耐水性は落ちるかも知れませんが、
それよりも巻きの軽さを追求。
耐摩耗性に優れているので、ギアに対しては
ウレアグリスの方が優しいグリスではあります。
おっと、脱線しましたね。
もう一度組み上げて巻き心地チェック!
今度はいい感じ!
理想に近い巻き心地です!
グルグル巻いて馴染ませた後、最後にもう一度全部分解して、
はみ出した余計なオイル、グリスをお掃除して完成!
あとは使用しながら、あーだこーだやるしかありません!
実際の巻き心地を確かめたい方は、
9/16(月・祝)のイベントにご来店下さい!
イベントの詳細は下に記載してあります!
※リールのカスタム・分解は自己責任でお願い致します。
9/16(月・祝)13時~
当店アフター-カスタムマイスターによる
「オーバーホール実演会」
開催致します!
参加費は無料です!
13時からは、岡井マイスターによる
メタニウムのオーバーホール実演会!
私は15時から今回のブログでチューニング真っ最中の
ヴァンキッシュのオーバーホール実演会を行います。
勿論、開始前に触り比べて頂いても結構です!
参加費は無料となっておりますので
お時間に余裕のある方は、是非ご参加ください!
岡井マイスターと私で、それぞれ50~90分程を目安に
たっぷりとお客様のご質問にお答えしながら
オーバーホールの実演を行う予定です!
また、近くで作業をご覧いただく為にも、
先着10名様のみの受付となります。
事前のご予約が必要です!
お電話でも予約を承れますので、参加をご希望のお客様は
当店までお気軽にお問い合わせ下さい!
【ポイントアフターカスタムマイスター2024】